2013年3月18日月曜日

メキシコ旅行してたんです。



3月18日(月)





今日は昨年の休暇に行ったメキシコ旅行でも。



と言っても書くのが面倒くさいので、絵でどうぞ。


今回の旅行は絵で綴ろうというコンセプトで、iPadの"Paper"(無料)というアプリでその時その時を描いてみました。


結構楽しかったですよ。


メキシコは良かった。

安かったし、けど発展してたし。

タコス、なまらうまかった。


がてじろう




ゲート。わくわくでした。

テンションが絶頂の時。着陸間近。

そして気づくんです、どうやって移動するんだろうって…

なんとかバスを見つけるも目的地には到着せず(笑)

翌日、ようやく同期と再開。これといった感動もなく(笑)

グアナファトは町全体がとてもキレイ。

裏道も雰囲気があって素敵でした。

あの街になぜこんなのがあるのか全くもって、謎

同期と偶然会う。

皆で遺跡に登った。

だいすけが帰っていった。

ソチミルコに行った

メキシコってでかいな〜

少しずつ、お別れです

バスで映画やってた

楽しかったなー


2013年3月12日火曜日

第2回 3県合同研修会

3月12日




ということで、今日は昨年の11月に行った研修会のご報告でも。



遅いってな(笑)




昨年まで4人の算数隊員が3県で活動していました。



グアテマラの教育機関は基本11, 12月はバケーションでお休み。



そんな機会を利用して、ボランティアのいる県の先生方を集めちょっと大きな研修会を行っています。



一昨年からスタートした企画。本当はもう少し機会を増やしたいのですが、普段先生方が他県に行くというのは実はとても難しいことなのです。




日本はどうか分かりませんが、研修会があるからと言って学校に行かずに別なところへ、なんて骨の折れる作業。



まずは校長先生の許可。
その後は、市の教育長の許可。
続きまして、県の教育長の許可。
はたまた、移動先の県の教育長の許可。

大体最初の2つは簡単にもらえるのですが、その先がややこしくてややこしくて。



休暇に入ってしまえば許可を取る必要もないので、毎年この時期に開催、というわけなです。




今年も11月に開催する予定ですよ。






そして昨年はボランティアだからこそできる講義も取り入れてみました。
それは後ほど。



今回の研修内容は

島田ボランティアによる「指導書の使い方」
小島ボランティアによる「数をまとまりで考える」
カンテル市の先生による「算数ゲーム」
サンペドロサカテペケス市の先生による「最小公倍数」




今回の参加者はボランティアとある程度活動してきている方々。

そんな先生でも実はきちんと指導書を理解して使っているかと言われるとそうではないのが現状。



何となく指導書に書かれている通りにすればよい。

ということは分かっていても、どうしてそう書かれているのか、理論的に理解はしてないんです。




僕はいつもここに疑問を持っていました。

先生方が正しい知識を持って算数を教えることは大切だけど、指導書を正しく使えた時に子どもたちが算数をきちんと理解できるのではないかと。



まだまだ教師主体の授業が行われているグアテマラ。

児童主体を良しと考えるグアテマティカ。


児童が中心となって学習が進められる授業とはどういったことなのか、そんなことを指導書の読み方を通して講義させていただきました。






小島先生の講義では、数をまとめて考える、という考えを先生方が児童のように学んでいました。




2ずつ数える。
100ずつ数える。



日本の子どもたちは何の苦もなく行う数え方。



けれど、途上国ではそうではないんです。



数をまとめて数えるという指導を先生が受けてこなかったものだから、その大切さに気づかぬまま、児童に教えてます。


当然児童もその大切さを知らないまま大人になるんですね。




かけ算を教えても、割り算を教えても、足し算と引き算しか活用できなかったり、



6年生になっても指をおったり、紙にたくさん線を引いて数えたりと、頭をかかえました。




島田もよく同じ指導を先生にしますが、これが実に分かりやすい。




1枚目



この紙をぱっと見せるんです。そして隠す。


そして「何個円があった?」って聞くんです。



すっげーーーー!!!!!よく分かったね!!!!


なんて大げさに褒めてあげつつ、



2枚目


じゃあ「これは?」と、ぱっと出す。そしてすぐ隠す。



すごーい!!!!レベルアップしたのに簡単に答えれた!!!!





先生もここまでは得意げなんです。




次はとびっきり難しいからね…はい!!


3枚目



さて、円はいくつあったでしょうか。




ここからが本番です。遊びは終了。



先生方もちらほら答えを言いますが、何となくだったり、記憶を頼りに答えたり。



実は全部同じ数の9つなんですよね。


同じ数なのにどうして最後だけ答えられなかったのか。






最初二枚はどうしてと聞くと理由を言ってくれます。


3つの円が3グループあった。だから9つの円。

とか、論理的に答えてくれます。



が、3枚目のフリップを見せられた時、先生方はふざけたり冗談を言ったりし始めます。



きちんと答えられないことが恥ずかしいのでしょうね。



ここまで来たらこっちのもんです。




どうしてすぐに分からなかったのを皆で考えます。




結論として、円が全部ごっちゃになっていたから。

最初の2枚はある程度のまとまりになっていたから、一瞬見てもすぐに数えることができた。







だからまとまって数えることって大切なんだね。






はぁ〜…




これが先生方の反応(笑)

勉強になったね〜!!!




ボランティアは長く付き合っていないと、なめられることも多々あります。

だからこそ、彼らにはガツンと「教わる立場」でもあるということを認識してもらうことも大切になってきます。


何を教えてくれるのか、子どものようにボランティアを試してくる先生も多いのですよ。



動じず、毅然な態度で、ちょっと先生にジョブを入れつつ、褒めつつ、気づくとボランティアから勉強したくなる。




下準備が大変だけれど、とってもとってもやりがいのあるお仕事です。








なんか脱線しましたが、小島隊員もこの方法で先生方に講義をしていました。







カンテルの先生は以前行った在外研修で学んだ算数ゲームを紹介していました。


実直な先生です。


かけ算暗記は児童がぶち当たる壁の一つ。
楽しみながら、自然と覚えれたらいいですね。



ということで先生方も楽しそうにゲームしてました。

誰が一番だったんでしょう。



そしてうちの市から一人、初の研修担当。

ヘルベル先生。


緊張しながらも、得意の最小公倍数を研修していました。


まじめでお茶目で、冗談が好きなヘルベル先生。

いつも僕の言ったことを受け止め授業へ還元。
勉強も熱心ですし、自分から研修を行いたいと言ってくれました。



当日はがっちがちでしたが、それでも分かりやすく説明していました。



これからも彼には僕の助手として働いてもらいますよ。





そして今回の研修会は特別講義として栄養士の原さんに登場してもらいました。


いつもおいしいご飯を作ってくれます。



グアテマラの小学校では簡易給食が出ます。



けれどこれがひどい!!!



パンとタンパク質の飲み物とか栄養がなってない!!



彼女も学校の簡易給食を指導していますが、今回は多くの先生が集まる研修会で彼女に実践していただきました!!




安い!うまい!簡単!身体に良い!



4拍子そろった簡易給食は先生方に大人気でした。




その後いろんなところから作ったよ!という声が聞けてよかったです。





算数隊員がたくさんいるのに、ほとんど繋がりもなく過ごしてしまっている毎日です。



たまにこういう活動ができると、先生方だけではなくボランティアにもいい化学反応が起こります。



これからももっとボランティアと協力した活動を行っていきたいなって思っています。




って実は赴任したときからずっと思っているんですけどね(笑)




教室




2013年3月10日日曜日

明けましておめでとうございます(笑)

2013年3月10日




気づくと2013年でした。


昨年のブログを書いて、なんかもう書かなくてもいいか〜、どうせ誰も見てないし。なんて思ってました。



が、友人に「結構楽しみにしてたんだけど」と小突かれたので書くことにします(笑)





2012年、コーヒーの話をして以来、いろんなことがあった気がします。



メキシコへ任国外旅行へ行ったり、正月は首都で隊員と年越しをしたり。




2013年に入り、仕事が大忙しい。






まず活動校を増やしました。



僕の要請内容は公立学校に入り、直接指導し算数力・授業力を高めるというもの。


余裕ができたら1校から数校へ増やしていいよ、という自由裁量なんです。



だから1年半ずっと一校で活動してました。



余裕がなかったのではないのですけどね、何となく、居心地が良くって安住してました。



けど活動も半年になって、後任が来るからその人が活動しやすいようにと思って、重い腰を、「よっこいしょ」となったわけなんです。



これが経緯。




選んだ学校は、市内の中心部にある都会な学校。



もう一つは田舎の大型校。



また児童たちに中国人とはやし立てられる毎日が続くのかと思うと心労が…




しかし、ここでくじけてはいけない!!!





ということでお仕事頑張ります。



学校紹介はまた今度。




学校を増やして、忙しい中、JICAグアテマラ事務所から一本のお電話が。





「島田くん、グアテマラの省庁の方々に活動紹介してくれない?」





!?




なんじゃその企画!?





ということで、こんないい機会はないので、省庁の方々に算数隊員代表として活動を紹介してきました。



緊張したー



省庁の方々にJICAがどのような活動をしているのか、またボランティアは草の根レベルでどのような活動をしているのか、改めて紹介し、今後のJICAとの連携、ボランティア事業の更なる促進に繋げるということが目的でした。



教材を使った説明


小学校教諭ですので、教材を使いながら、実際の授業みたいに。




とても緊張しましたけどね、楽しかったです。



このことが今後の算数隊員派遣につながったら本望です。






そうそう、任地の大学生に講演なんかもしました。


働いている先生が夜に大学生に教えているそうで、先生にお願いされたので彼らに「日本の仕事」についてちょっとお話をしました。




資源のない日本がなぜ奇跡とも呼ばれた経済発展を遂げたのか

日本(人)の企業の特徴

グアテマラ経済と日本経済の比較

日本人的観点から見る企業(もちろん個人も)の成長の秘訣



なんて、社会経験も持たない大学上がりのペーペーが、さも自分が経験してきたかのように紹介してきました。




大学生はいいです。ふざけないし、真面目に話を聞いてくれる(笑)

日本の学生より学習意欲があるし、経済的にも厳しい人が多いから、必死に勉強をする。


僕の学生時代と比べもんになりませんでした。



一番大切なのは「知識・経験その他全ての自分が持っているものを多くの人と共有し切磋琢磨していくこと」



グアテマラを含め途上国と呼ばれる国では、人と何かを共有することをあまりしません。


自分のものは自分のもの。自分だけが儲かればいい。

さすがにここまでは言い過ぎだと思いますし、何か科学的根拠のある傾向でもないですが、やはり少し独占的思考は強いとは感じます。


もちろん困っている人がいれば助けてあげますが、一緒に成長するということとは別です。




日本の企業の特徴として、長く一つの企業で働くので長期的ビジョンで教育が出来ますし、常に一体となって仕事をしています。




海外だとヘッドハンティングとかあったりして、いなくなったりしますもんね。


一長一短ではありますが、これが日本の企業の特徴。




そんなことをグダグダとお話しさせていただきました。



最後は皆で集合写真。この自分すごく老けててショックだった(爆)



そう言えば、グアテマラにも日本人っているんですよ、知ってました。



企業の方だったり、JICAや大使館の方だったり。もちろん住まわれている方も。



そんな方々と餅つきをしてきました。

人生で初めて餅をつく島田。


ちょっとへっぴり腰でした(笑)

恥ずかしい。若いっていうのに…



けど楽しかったです。日本人学校の児童たちと一緒に汗をかきながら餅をついて、たらふく食べて。


納豆もちや雑煮、きなこなどなどいろんな種類のお餅がまさかグアテマラで食べられるなんて思わなんで。



今年からもっと日本人会の方々とも繋がっていこうと思っています。



あとちょっとの任期なので、思う存分楽しんで日本に帰りたいと思います!!!



いろいろ書きたいこともあるので小出しにしながら、少しずつブログの頻度を増やしたいと思います!!!笑



初のもちつき!筋肉痛!!