2013年8月22日木曜日
研究職としての先生
22/08/2013
グアテマラ時間、こんにちは。
日本時間、おはようございます。
どうも、がてじろうです。
今日は授業研究について少し。
先生ではない方々にとって授業研究とは、「はてなんぞや」の代物かと思います。
記憶にありませんでしょうか、教室に参観日でもないのに、何でかたくさんの大人たちが集まってきたのを。
大人と言っても、顔なじみの先生方。
なんとなく、緊張するけど、なんだか、ワクワク。
それが研究授業(笑)
児童から見た授業研究。
授業研究は日本で一般的に行われている、授業改善の為の手法の一つ。
ある先生が授業を公開し、他の先生方が参観するというもの。
事前に授業を複数だったり、教育実習では大抵個人で研究します。
日本では既習内容を応用した、発展的な内容を扱うことが多いです。
授業後は、参観した先生方を交えた事後検討会、協議会など名前はいろいろな会議を開きます。
そこでは参観した授業について、批判的に意見が交わされます。
そうして、授業者、参観者が授業について考え、学習し、次に生かしていくんです。
簡単に言ったらこんな感じ。
現在のように授業研究が一般的に行われるようになるのは1960年代と言われています。
これもいきなり出てきたのではなく、少しずつそういう風潮があり、一般化されました。
途上国では、いや、むしろ海外とくくった方がいいのでしょうか、日本の外を出ると驚きます。
僕ら先生は何気なく、文字通り普通に授業を見せあいますが、それがない。
お互いが授業を見せあい、批判的意見を言いあうからこそ、そこに発展が見いだせるのではないでしょうか。
グアテマラでも他人に授業を見せる文化はありません。
見せると何を言われるか分からない、自分の知識は自分のもの、などいろいろな思いはあると思いますが随分閉鎖的でした。
手元に資料がないので授業研究について深くお話ができないのは非常に残念ですが、それはまたの機会にさせて頂きたいと思います。
そんなこんなで、グアテマラでも授業研究を行おう!というムーブメントが始まりました。
授業を観察して意見をもらうことが授業を改善する為の有効な手法だ、ということを活動を通して先生方が学んでくれたので、新たなステップ。
今度はその文化を定着させよう。
ボランティアがいなくなったら誰も見る人がいなくなるので、結果成長がストップ。
それはもったいないので、毎日でなくてよいので、定期的に他人の授業を観る機会をつくろうではないか。
それが授業研究。
それが、どんどん広がってくれるとすごく嬉しい。
日本人としても誇りです。
授業研究は本当に奥が深いし、楽しい。
学ぶことが多くて、為になる。
これがもっともっと、世界に広まってくれたらなと思う毎日です。
がてじろう
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